コース紹介
親子アトリエ
お子さまが自分で気づき、関心を示したことに共感し、つながりを意識した活動を広げます。
物事に対する先入観(固定概念)や知識にとらわれないこの時期に、素材を見て、触れて、感じたままに動かします。
保護者と講師がお子さまの気づいたことに共感し、一緒に楽しむことで、他者に対する関係性や信頼感を感じ、感受性や自己肯定感が育まれます。
ひとつひとつの活動をじっくりと楽しみ、また" つながり" があって統一したものができることで、創ることの達成感を味わえるよう活動を展開しています。
この経験が、自分だけでなく、他の友達との関わりに関心を示すきっかけになります。
また他者と心地よくつながりあう楽しさも体感できるよう配慮しています。
単純な、でも深い意味のある遊びをゆったり反復します。
お子さまの生まれながらの探究心に沿った遊びにじっくり取り組むことで、経験や知識を取り込む器を大きく育みます。
1歳児、2歳児、3歳児までのお子さまは、従来の早期教育のように知識の詰め込みや指示行動の練習よりも、好奇心を育む遊びで創造欲求を満たすことが必要です。
クリエイト キャンバス の活動は、お子さまが最初に探求心を持つ"かたち"をモチーフに活動しますので初めてのお子さまでも無理なく自然に楽しんで集中することができます。
親子の共感を造形活動で高めます。
『いっしょにできた!』『きれいだね!』
達成感や感動をご家族でたくさん共有したお子さまは感受性が豊かに成長します。
身近なご家族とのたくさんの共感が、ご家族との関係だけでなく、将来お友だちや先生をはじめとする社会と豊かにつながる基礎となります。
クリエイトキャンバスの造形活動は作品のできばえを求めるのではなく、造る過程を楽しむことを目的としています。
ご経験がないあるいは不得意と感じているご家族の方でも親子で遊びを通じた造形活動を楽しんでいただけるように工夫しています。
またお子さまの行動や作品のできばえを競う親子教室ではありません。
ご参加の保護者の方たちもゆったり活動できるように心がけています。
秩序のある自由な空間で探究心を育みます。
1歳児、2歳児、3歳児の時期は、大人の考える「いい/わるい」を覚えるだけでなく、「したい/やりたい」欲求を発揮することも必要です。
「したい/やりたい」欲求を押さえつけているばかりでは、お子さまの積極性を大きく育むことはできません。
そのためにクリエイトキャンバスでは、お子さまのその瞬間の興味関心に添える環境を心がけています。
"かたち"をモチーフにして、つながりが発展していくことを直感することが活動の目的です。
自由に活動しながらも活動の目標は自然に達成されていきます。
カリキュラム
クリエイトキャンバスの指導方針に基づき、親子アトリエでは以下のようなカリキュラムを行っております。
しかしクリエイトキャンバスのカリキュラムは約五年ごとのサイクルで一周するため、同じカリキュラムをすぐに受けられるとは限りません。
ここでは過去のカリキュラムを「活動の一例」として掲載いたしますので、ご参考までにご覧ください。
どこから見ても同じ形をしている球は、あらゆる形のなかで最も単純な形です。
球の特徴である曲面による動きには一定の秩序があり、また全体を捉えることができます。
いちばん単純な形から多様に生まれる活動によって、形がもつ無限の可能性を遊びながら直感していきます。
活動例 桜吹雪
床に木が描かれた画用紙が貼られています。
でも、花が咲いていません。
「みんなで花を咲かせよう」と、ママボールに花のもとをつけて、枝にポンポンと花を咲かせていきます。
花のもとは水で溶いたボンドに絵の具を混ぜてピンクにしたものです。
丸い花がたくさん咲いたところに、ひらひらと天井から何か降ってきました。
「わー!花だ!」と子どもたちの歓声があがりました。
ピンクの小さな紙を上からまくと、まるで本物の桜の花びらのように綺麗です。
床いっぱいにまかれた花びらを、拾い集めてはまき、目を輝かせながら遊びました。
活動例 風船
袋にたくさん詰まった風船が上からふわふわと落ちてくると、子どもたちから歓声があがります。
風船を扇風機で飛ばしたり、両手一杯に抱えたり、投げたり、思い思いに遊びます。風船で思いきり遊んだ後は、坂で風船を転がします。
みんなの風船はふわふわしてなかなか転がらないのに、先生の風船はころころ転がっていきます。
実は風船の中には水が入っているのです。
普通の風船と水が入っている風船の動きや感覚の違いを感じながら、水入り風船に絵の具をつけて紙がしかれた坂の上を転がします。
青、水色、緑の不思議な軌跡が描かれました。
最後には色つきシャボン玉を扇風機でたくさん飛ばし、部屋いっぱいに丸いシャボン玉が浮かびました。
円柱は、曲面による動きをもつ球と、反対に直面で囲まれて動かない立方体の反対の要素をもちます。
輪郭は球と同じく円として見える方向と立方体と同じ四角に見える方向があり、曲面と直線を持ち合わせています。
そのため転がすことも、積むこともできる動と静の要素を兼ね備えている形体です。
両方の性質を楽しむ活動で、球と立方体とのつながりを感じ、物事と物事をつなぎ合わせる存在があることを体感します。
活動例 万華鏡
初めに、ケルンモザイク円を見せます。
「丸い形。もうひとつお友だち...」と言って講師が取り出したのは、半円のケルンモザイクです。
「あれ、何だか形が違うみたい」そう言ってもうひとつ半円のケルンモザイクを出します。
「ふたつをくっつけると...、ぴったり丸い形になったね。」それを見ていた子どもたちは「やってみたい!」と身を乗り出します。
扇形のケルンモザイクをパターンボードにはめて、円にしていきます。
次に、円のプラスティック板にマスキングテープを貼って円を分割し、絵の具で色を塗っていきます。
最後にマスキングテープを剥がすと、ステンドグラスのような作品が出来上がります。
でも、これで終わりではありません。
最後には大きな円柱が登場し、みんなが作ったステンドグラスを付けて回すと、万華鏡に変身します。
作品の見方を変えることで、また違う世界が見えてきます。
活動例 鏡
丸くて白い子どものお化けがハロウィンで仮装するお話の絵本を読みます。
絵本の中には不思議な形の鏡が登場し、その前でお化けが仮装をしています。
絵本が終わった後、先生が取り出したのは丸くて白い板です。
まるで絵本の中のお化けのようです。そこには丸い鏡がついています。
子どもたちは自分の顔が映るとニコっと笑ったり、じーっと見てみたりしていました。
絵本に出てきたような不思議な鏡をつくろう、と鏡の周りに色々な形の木端の中から好きなものを選び、貼っていきます。
貼れたら絵の具で彩色していきます。
出来上がった作品は世界にひとつだけの不思議な鏡になりました。
球が曲面のみで成り立っているのに対して、四角の立方体は面や直線や角など、さまざまな要素によって成り立っています。
また、球と対極にある立方体やその分割によって生まれた形の集合体である積み木、それはどこかに四角い輪郭をもっています。
動きによって生命を感じさせる球に対して、増えていくことによって立方体は生命を感じさせます。
対極にある両方の形の性質を併せた活動を通し比較することで関係性の洞察がさらに深まります。
活動例 段ボールロボット
四角い段ボール、どこまで積めるかな。
たくさん積んで、天井に届きそう...と思ったら倒れてきた!段ボールを使ってダイナミックに遊びます。
段ボールで夢中になって遊んでいると、段ボールロボットの登場です。
段ボールロボットに追いかけられ、逃げる子やママボールで果敢に挑む子もいます。
でも、段ボールロボットの正体は先生でした。
「みんなも段ボールロボットに変身しよう。」と、段ボールを貰い制作開始です。
紙管やキャップ、紙コップなど様々な材料の中から、自分の好きな物を選んで貼り付けていきます。
段ボールカッターを使って穴も開けます。
最後には、たっぷりの絵の具で上も横も後ろも塗って、自分も絵の具まみれになって、段ボールロボットの完成です。
活動例 木端の塔
"箱"の出てくる絵本を読みます。
アトリエにも"箱"があるよ、と先生が"箱"を出すと、中からケルンブロック立方体がでてきます。
まずはケルンブロックで遊びます。
電車ができたり、家ができたり、色々な形に変化していきます。
次に、ケルンブロックと似た形の立方体や直方体の木端を使って制作をしていきます。
木端をボンドで貼りあわせながら、感じたままに組み立てていきます。
上にどんどん積んでいく子もいれば、横につなげていく子もいます。
彩色は木目を活かすために、絵の具の薄め液を使い楽しみました。
三角形は立方体を3つ角の1辺で接すると生まれ、また立方体を対角に2分しても現れる形です。
安定と不安定の両方の要素をもった形で、最も単純な多角形でもあります。
立方体→正方形→直方体→長方形→から三角に発展することで造形世界がさらに広がります。
活動例 料理
今回はインドサモサを作りました。
小麦粉から生地を作り、ジャガイモの皮を剥いて、切って、炒めて具も作っていきます。
様々な工程を経て、少しずつインドサモサができていきます。
親子クラスでも、保護者の方と一緒に包丁やピューラーを使います。
その時の子どもたちの表情は、真剣そのものです。
最後に生地に具をのせ三角に包み、油で揚げます。
緊張した表情でそっと油に入れ、カリッと揚がればインドサモサの出来上がりです。
テーブルにケルンモザイクを飾り、ランチョンマットを敷き、音楽を流すとまるでインド料理屋さんに来たみたいです。
自分で作り、みんなで食べる料理はまた格別です。
活動例 クリスマスツリー
まず最初に出てきたのは色とりどりのビニールテープです。
転がして遊んだ後に画用紙の上に貼っていき、その間を緑の絵の具で彩色していきました。
それを対角線上でカットし壁に貼るとクリスマスツリーが現れました。
何を作るかはお楽しみだったので、ツリーが出来ると子ども達や保護者の方達から「なるほど!」と言わんばかりの歓声があがりました。
最後にシールで飾りつけたり、周りに絵の具で雪を表現してクリスマスツリーの完成です。
皆もうすぐやってくるクリスマスに思いをはせながら活動に取り組んでいるようでした。
このように季節感のある活動も取り入れています。
点と点が連なると線ができ、線と線がつながり、または点が集結したりすることにより、ひとつの面ができます。
そして面が組み合わさると立体になります。
子どもたちは理論でなく目の前の素材を感じ、自由につなげて作り上げていくなかで、その複雑な関係性を楽しみながら感じていきます。
活動例 粘土紐のレリーフ
1月の最初の活動は、お餅のようなふわふわの紙粘土で遊びました。
ぺったんぺったんと潰してみたり、ビヨーンと伸ばしてみたり、小さくちぎってみたり、粘土の柔らかい感触を楽しみます。
粘土遊びはいつしかヘビ作りに変わっていきます。
長いヘビや短いヘビ、太いヘビに細いヘビ、色々なヘビが出来上がりました。
「ヘビには長い部屋が必要だね」と言って講師が出したのは、長い段ボールの板です。
ヘビを水ボンドのお風呂へ入れてから、ヘビの部屋に貼っていきます。
全部のヘビが部屋に入ると「ヘビも部屋も白だとヘビがどこにいるかわからないね。ヘビの部屋に色を塗ってあげよう。」と、みんなで色を塗ります。
するといつの間にか細長い大きな作品が出来上がっていました。
活動例 紙の織物
まず講師が取り出したのは細長く切った画用紙です。
その上に好きな色で彩色遊びをしました。
色とりどりの線が出てきた導入の絵本と同じように刷毛を大きく動かしたりくるくる回したりして彩色を楽しみました。
途中からは手で彩色したり、大きな画用紙にローラーでの彩色も行いました。
好きな絵の具を自分で出して、色同士が混ざり合っていく様子をゆっくり観察しながら味わっている様子でした。
最後に大きな画用紙にもともと入れてあった切り込みにみんなが彩色した細い画用紙を編み込んで作品の出来上がりです。
それぞれが好きな色を塗ったのに全体が調和した作品が出来上がりました。
いろいろな形を組み合わせて、新しい形をつくりだします。
体感してきた多様な形や素材を組み合わせて、ひとつの統一した世界を表現することにより、ものごとのつながり(関係性)や調和を感じます。
活動例 積木
積木の活動では「建物」「ロボット」「山」など様々なテーマを設定して遊びます。
テーマはあくまでも大まかな設定で、そこから子どもたちの想像がどんどん膨らみ、いろいろな物が出来上がっていきます。
また、どのクラスでも、その日の子どもたちの様子や興味関心に応じて柔軟に対応していきます。
例えば「まち」というテーマの活動では、角棒でつくった道の周りに「まち」をつくり、最後に道にビーズを流してあそぶクラスもあれば、じっくりと積木を積んでいき、大きな「まち」を完成させるクラスもありました。
親子クラスでは、言葉にできないその子の欲求を講師が出来る限り感じ取り、活動を展開していきます。
活動例 発泡スチロールのオブジェ
複合構成の活動では色々な形・素材が登場します。
今回最初に出てきたのは様々な形の発泡スチロールです。
それを好きなように組み合わせ、周りをふわふわの粘土で覆います。
そして彩色し、カラー針金やビーズなどで飾りつけをしました。
親子クラスでの制作活動では、ただ作品を仕上げる事に重点を置くのではなく、様々な素材に触れ合い、親子で遊びながら自然と組み合わせていった結果作品が出来るというプロセスを大切にしています。
今回の活動でもふわふわの粘土に魅せられる子、発泡スチロールが気に入ってたくさんつなげている子と反応は様々でしたがどの子も皆素材を体感して楽しみました。
まるで不思議な生き物のような個性豊かなオブジェが出来上がりました。
費用
体験参加費(1回毎) | 8800円 | ご兄弟 2 名 合計 15100円 |
入会時の費用(入会金) | 35200円 | ご兄弟2人目から 17600円 |
毎月の費用 (月謝) | 26400円 | ご兄弟 2名 合計 45100円 ご兄弟 3名 合計 63800円 |
- 消費税込みの金額です。月謝は教材費込みになります。
- 年会費 設備費 クラス移動に伴う費用はありません。
- 月途中でのご入会の場合、月謝は回数割となります。
時間割
親子アトリエは、1歳半位(離乳食完了後)から3年保育年少未満の方が対象になります。
時間割 新年度は3月からです
火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|
親子 10:00~ 11:15 |
親子 10:30~ 11:45 |
親子 11:00~ 12:15 |
親子 9:30~ 10:45 |
親子 9:30~ 10:45 |
|
幼児 16:00~ 17:30 |
幼児 14:00~ 15:30 |
幼児 15:30~ 17:00 |
幼児 15:30~ 17:00 |
幼児 11:15~ 12:45 |
幼児 午前 11:15~ 12:45 |
幼児 午後 13:15~ 14:45 |
|||||
小学生 16:00~ 17:45 |
小学生 17:30~ 19:15 |
小学生 17:30~ 19:15 |
小学生 午後 13:15~ 15:00 |
小学生 15:15~ 17:00 |
|
小学生 夕方 15:30~ 17:15 |
親子アトリエ
水|10:00~11:15
木|10:30~11:45
金|11:00~12:15
土| 9:30~10:45
日| 9:30~10:45