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活動報告 2018年9月

へんてこどうぶつ?!

 親子幼児クラス 造形 個人制作 2018年9月2週目
 
具体的なイメージにとらわれずに発想が広がるよう、へんてこへんてこ…と、不定形ないろんな形を組み合わせて、個性豊かないろんな作品が誕生しました。

最初に読んだ絵本から得たイメージをもとに、ベニヤ板を組み合わせていろいろなものを表現しました。大小様々な形にカットしたベニヤは、少し組み合わせを変えるだけでも、全く違った形が出来上がります。子どもたちは色々と並べてみながら、自分の好きな組み合わせを探していました。
親子クラスはベニヤを貼り合わせてから色塗りをし、幼児クラスはベニヤをバラバラのまま色を塗ってから貼り合わせました。最後におはじきで目などを表現すると、自分だけのへんてこどうぶつの完成です。それぞれとても個性的で、心なしか作った子どもたちに少し似ているような、可愛らしい作品がたくさん誕生しました。


 

コラージュ版画

造形 集団制作 2019年9月1週目
 
みんなで1枚の紙に、いろいろな素材を貼り合わせて版画をしました。個々の表現、いろんな形が1つの面でつながり、ダイナミックな作品ができました。
 
最初にへびくんが出てくる絵本を読んだ後にアトリエに現れたのは、へびくんのような細長いテーブルです。その上にへびに見立てた画用紙を敷いて、色々なご飯(素材)を貼って食べさせました。絵本にでてくるへびくんがなんでも飲み込んでしまう食いしん坊だったので、子ども達もそれをイメージしながら「はい、おにぎりだよ!」「これはおせんべいだからね」などと言いながら楽しんでご飯をあげていました。
小学生は素材を一面まんべんなく貼っていく子もいれば、自分の作りたい形を頑張って作っている子もいました。今回は形の組み合わせで好きな模様を描いてほしいと思い、はじめから素材を自分で好きな形に切るのではなく、こちらが用意した様々な形の素材を使ってもらったのですが、その中から自分のイメージに合うものを探し、並べ方など工夫しながら見事に具体的なものを表現できた子も見られました。
画用紙に素材をたくさん貼った後には、へびくんに版画インクのジュースをあげ、画用紙と同じ長さの障子紙をかぶせて版画を刷りました。


画用紙に素材をたくさん貼った後には、へびくんに版画インクのジュースをあげ、画用紙と同じ長さの障子紙をかぶせて版画を刷りました。

今回は色々な形が集まって模様ができあがることを感じてほしかったので、模様が統一されるように1色刷りを2回行いました。みんなで相談してインクの色を選び、ローラーで全体に塗り、障子紙をかぶせてバレンでこすると、だんだんと模様が浮かび上がってきます。その様子に子どもたちは大興奮しながら、最後に障子紙に写った模様を見せると自然と歓声が沸き上がっていました。
出来上がった作品は天井から吊るして飾るとより迫力のあるものとなりました。それぞれが好きなように素材を貼り、表現したものが合わさって、見事に調和した1つの世界に仕上がっていました。


 

水の上に浮かぶオブジェ

 小学生クラス 造形 個人制作 2018年8月1日活動
 
素材をどう組み合わせるか、どんなふうに作りたいか考え、試しながら組み合わせ、何度も試行錯誤しながら、自分のイメージしたものを形にしました。
 
水の入ったタライを用意しておき、あらかじめ作っておいた船の形をした作品を見せました。みんなの前
で水に浮かべて見せて、「今日は色んな素材を組み合わせて、水の上に浮かべて遊べる作品を作ろう。みん
なは何を浮かべてみたい?」と提案すると、子どもたちはわくわくとした表情で話を聞いてくれました。

まず四角い発泡スチロール板を発泡スチロールカッターで好きな形に切り、それをベースに様々な素材を組み合わせて好きな形を作っていきました。今回は木っ端、針金、スポンジなど10種類以上の様々な素材からそれぞれ気に入ったものを選びました。さらにそれがちゃんと水に浮くのか、途中で実際に水に浮かべて試しながら工夫を繰り返していました。形が出来たら素材を工夫しながら接着剤で貼り合わせて、色を塗りました。色調の違う2種類の絵の具から,それぞれイメージに合うほうを選んでじっくりと彩色していました。作品について尋ねると、望遠鏡や水の中を調査する機械がついていたり、魚やくまの形をしていたりと、発想が楽しくどれも素敵なものばかりでした。


できた作品は、大きなビニールプールを膨らまし、水を溜めて作品を浮かべて遊びました。

中には最後びしょ濡れの子もいて水遊びを満喫しているようでした。今回は素材をどう組み合わせるか、浮かせるにはどうしたらいいか、色塗りや細かいパーツを工夫することなど、みんなそれぞれ自分が気になったことを探求していました。いつもより長い活動時間でしたが、子どもたちは終始生き生きと楽しそうな様子でした。


 

宇宙を描く

 親子幼児クラス 造形 個人制作 集団制作 2018年8月1日活動
 
宇宙という1つのイメージを、いろいろな工程、遊びを通して作りました。みんなの作品を飾り、自分たちで描いた世界で、宇宙の雰囲気を楽しみました。
 
始めに宇宙に関する絵本を読み、そこから広がったイメージをもとにアトリエを宇宙に変身させることにしました。1人1枚の黒い大きなダンボール板を夜空に見立て、そこに色々な素材を組み合わせます。星のシール(蓄光シールとミラーシート)・宇宙スタンプ(金と銀のスタンプ)・宇宙パウダー(色砂に蓄光粒を混ぜたもの)など、色々な宇宙の素の中から好きなものを自由に構成しました。


お昼を食べた後には夜空の滑り台が現れました。黒い坂にビーズの流れ星を流して遊び、そのうち一緒に水も流してお部屋の中で水遊びもしました。

 坂の上からたっぷりの水を勢いよく流したり、坂の終点の箱に出来た流れ星温泉に服のまま思いきりつかったりと、皆とても生き生きとした表情で遊んでいました。遊んだ後は溜まった温泉を活用して宇宙制作の再開です。水面に彩液という絵の具で模様の膜を作り、最後に障子紙に写し取る、マーブリングの技法を行いました。水面に筆先をほんの少しつけただけでパーッと絵の具が広がっていく様子に子ども達は「わーっ!」と声をあげて感動していました。まずはみんなで四角の大きい紙に、それから一人ずつの水を用意して個人作品も作りました。今度は丸い障子紙に模様を写し取ると、まるで惑星のような作品ができます。それを夜空の段ボールに貼ってオリジナル宇宙の出来上がりです。

最後は作品を壁に飾り宇宙鑑賞会をしました。電気を消すと星のシールやパウダーの中の蓄光粒が光り、まるでアトリエ全体が宇宙に変身したような、美しい空間が広がりました。保護者の方の歓声を聞いて、子ども達は何だか誇らしげな様子でした。お家でも飾って宇宙旅行を楽しんでみてください。
           

   

お焼きとにゅうめん/ごはんdeゴハン!?

 料理 2018年8月1日活動
 
みんなで協力してお昼ごはんを作りました。素材を組み合わせて調和のとれた味を作り、自分たちで作ったものを皆でいっしょに楽しくいただきました。
 
8月の1日活動は、お昼ごはん作りから始まりました。お腹がすいてはせっかくの活動も楽しめません。メニューは制作とつながりをもたせたり、好き嫌いがあってもみんなが食べられるよう、主食になる材料に好きなものを選んで加えたり、子どもたちのアイディアで色々な味が楽しめたりできるよう考えています。

親子・幼児クラスは制作のテーマ、宇宙や星空のイメージに合わせたにゅうめんと、いろいろな工程を経験しながら作るじゃがいもとかぼちゃお焼きと、2つの料理を作りました。だしを素材の味を感じながら味付けてしたり、ピーラーや包丁、マッシャーといろいろな器具を使ったり、丁寧に真剣に作っていました。「やっぱり自分で作るとおいしいね。」そんな声も聞かれ、笑顔でたのしいお昼ご飯ができたようです。


小学生クラスはごはんだけを炊いておき、「ごはんがあるけど、どうやって食べたい?」と投げかけて、子どもたちみんなで食べたいものを考え、必要なものを考えて買い物に行って作りました。

その場で決まったいくつかのメニューをお昼の時間に合わせて作るのは容易なことではありません。しかし子どもたちは、見事なほどに、それぞれの経験や知識を駆使して、お互いやりたいこと、できること、何をしたらいいかを考えて気持ち良く協力してこなし、みんなが食べたい納得する、美味しいお料理をつくることできました。今回の経験が、自分で家庭でもあるものを工夫してお料理を楽しむきっかけになってくれたらと思います。             


 

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