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活動報告 2020年7月

いろいろ動物園

造形 個人制作 集団制作 集団制作 2020年8月
 
久しぶりにどの学年も親子で参加できるサマーアトリエを開催しました。
 
活動のテーマは『動物園』です。へんてこな動物が描かれている絵本をよんだあと、好きな素材を選んで組み合わせて、それぞれオリジナルのどうぶつや好きなもの作りました。積み木でどうぶつたちのお家作ってアトリエに動物園を皆で表現しました。
どんどんイメージを形にしていく子どもたちの姿に感心されたり、「こんなのできるの何年ぶりかな。」とちょっととまどったり嬉しそうにしているの保護者の方に、先輩?の子どもたちがアドバイスをしてくれる微笑ましい様子もみられました。
たまには保護者もお子さんと活動したいかな?とカジュアルにお誘いしたイベントでした。そんな未完成の企画を、参加者の皆さんが、またやってみたいな…と思わせる楽しい会にして下さいました。参加者のみなさまありがとうございました。


 

波段ボールのモザイク版画

親子幼児クラス 造形 集団制作小学生クラス 造形 個人制作 2020年7月3週目
 
正方形と直角二等辺三角形の素材を使い、組み合わせて描くことで、2つの形の関係性、秩序ある模様からできる美しさを体感できるよう活動しました。
 
親子幼児クラスは、正方形と、それを半分に切った形をした三角形のモザイクを見せ、見立て遊びをしたり、二つの形を組み合わせてお部屋に戻したりして遊びながら、三角と四角とじっくり触れ合いました。
続いて登場したのは、もっと大きな、波ダンボールでできた三角と四角です。「この三角と四角のお家はどこだろう?」机の上に広げられた紙を見て、三角が二つすっぽり入るマス目が書いてあるのを見つけた子どもたちが、「ここに入るよ!」と教えてくれたので、そのマス目に沿って三角と四角を貼っていきました。三角と四角がお家に帰ったら、色のついたローラーで色を付けていきました。「ローラー列車を走らせよう!」や「三角にご飯を食べさせよう!」など、子どもたちはそれぞれの感性でストーリーを描きながら、彩色を楽しんでいたようでした。最後に、彩色した波ダンボールの上に障子紙をかぶせて、その上に乗ったり転がったりして遊んだあと、障子紙を外すと、三角と四角の版画の完成です。浮かび上がった三角と四角の縞模様を見て、「しましまだ!」と驚き喜んでいるようでした。


小学生は、幼児クラスの作品を見せ、どうやって作ったか、どんな特徴があるかを考えてから、1人1枚板を渡し、その中に自分で切った三角と四角を構成していきました。
 
波ダンボールの目の向きを変えるだけで模様が変わることや、三角と四角の形を組み合わせることで新しい形が見えてくることなどに子どもたち自身で気づいて、目の向きや三角と四角を並べる位置など試行錯誤を重ねながら作品を作っていきました。版画も、重ね刷りしたり単色刷りしたり、好きな色を作ったり、自分の作品のイメージに合わせて自分たちで選びました。限られた形で表現する難しい活動でしたが、その中で子どもたちの工夫がみられ、同じ形を使っていても、それぞれの個性が光る作品に仕上がったと思います。


 

立方体と直角二等辺三角柱

 造形 集団制作 2020年7月2週目
 
個々の制作が1つの空間でつながり、広がりのある世界が表現できました人と物がつながりあうことの必然性や面白さを感じられるよう活動しました。
 
幼児・小学生クラスでは最初に「やまぼう」という絵本を読みました。お話の後に、直角二等辺三角柱の積み木をガムテープの上に山型に並べて貼った土台を見せると、「あ!やまぼうだ!」とお話とすんなりイメージがつながっていき、自然と積み木遊びへと移行していきました。
今回は予め部屋に置いておいた角棒の周りに自分で場所を決めて山を作っていきました。同じ土台でも立方体と直方体の組み合わせ方や積んでいく向きによって、きれいに揃った山やでこぼこな山、穴があいている山など個性豊かな山がたくさんできあがりました。ピタピタと土台に積み木がはまっていく心地よさに夢中になりながら一人で2つ、3つとどんどん山を作っていく内に、いつの間にか隣にある山とつながっていき、自然と部屋全体にきれいな山並みの風景ができあがっていきました。
小学生クラスでは絵本と共にいろいろな場所の渓谷や峡谷の写真を見てイメージを膨らませたので、橋やダム、川沿いの道などを作って更に具体的に切り取られた風景へと発展していきました。

親子クラスは『はらぺこへびくん』の絵本を読みました。直角二等辺三角形の土台を、お話にてできたへびくんに見立てて取り出します。それぞれ丸めたり、組み合わせたりといろんなものや形に変身させて、見立て遊びをしました。遊びの流れでへびくんに積み木のご飯をあげて、ごっこ遊びをしながら山をつくりました。


最後には山並みの真ん中にある角棒の川にビーズの水を流して遊びました。
 
みんな川に泳いでいる魚のように生き生きと遊んでいるのが印象的でした。単純な形の組み合わせにより、複雑で大きな作品ができることや、作ったもので遊ぶ楽しさを体験できた活動となりました。


 

正方形ベニヤ板のオブジェ

 造形 個人制作 2020年7月1週目
 
正方形を組み合わせて制作しました。シンプルな形が色をつけ平面や立体に沢山組み合わせることで、多様な模様や形ができることを経験しました。
 
正方形を組み合わせて作品を作りました。素材は前の月に粘土を組み合わせて描いた土台と同じベニヤ板です。素材の使い方多様性を感じられるよう、同じ素材のつながりから、正方形のベニヤ板を使いました。  

はじめに制作のイメージ作りのために、制作に使う素材と同じような正方形のカラフルな板でできているモザイクを使って、平面に組み合わせてあそびました。1枚2枚と組み合わせていくだけで、電車や車、お家に見立てられたり、色の組み合わせ方を考えて工夫したりと、思い思いに素材と触れ合うことでそれぞれに子どもたちの発想が広がり、いろんな形や模様が描かれていきました。しばらく平面での構成を楽しんでいると、積んだり貼り合わせたり、自然と違う使い方をしたくなってきます。そんな様子を感じられたころに、「自分でモザイクを作って、今度は合体してみない?」と投げかけると嬉しそうに制作に移りました。


親子クラスは大きい面に描くのが楽しい時期なので、大きい四角に組み合わせ色を塗って遊べるようそのまま持ち帰りました。
 
幼児や小学生クラスは10枚くらいある先ほどよりちょっと大きい正方形板に1枚ずつ色をつけました。幼児クラスは全部同じ色を使って塗ったり、全部違う色にしたり、小学生クラスは初めに組み合わせて何を作りたいか考えそれに合わせて色を塗ったり、色のバランスを考えたりしながら彩色していました。ちょっとたくさんの枚数でしたが、どの子も1枚1枚思いを込めて丁寧に塗っていました。

最後に塗った板を乾かし、組み合わせて完成です。それぞれの子どもたちの手によって、色使いや組み合わせ方の違いから、単純な形の正方形がいろいろな作品へと変身です。みんな同じシンプルな形の組み合わせゆえ、それぞれの個性が光るどれも素敵な作品ばかりでした。


 

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