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活動報告 毎月の活動: 2019年3月

球の描画

造形 集団制作 2019年3月3週目
 
ボールに絵の具をつけて転がし、描いてみました。みんなで作ることや、思いっきり体を使って遊びながら描く面白さを感じられるように活動しました。
 
まず「おおきい・ちいさい」の言葉が出てくる絵本を読み、そして1週目の小さい木のビーズ・2週目の少し大きいスチロールの球を見せ、大きさや素材の違いなどを再確認してから、今週の遊びに臨みました。
親子と幼児はゴム素材のキャンディーボールで遊びました。前回の球体よりも大きく、はねるボールを、投げたり蹴ったり、また子どもたち自身がボールになったように一緒に跳ねまわり全力で遊んでいました。その後に「もっと大きいボールがきたよ!」とボディーボールを出しました。かなり大きいボールに中には驚いてしまう子もいましたが、上に乗ってみたり転がして一緒に走ったりと全身を使って遊びました。その後はラップの洋服を着た大きいボディーボールに、絵の具で色を着けてあげ、大きな紙の上でお散歩 させて遊びました。全身絵の具まみれになりながらボールをたくさん転がしました。クラスのイメージや子どもたちの希望に合わせた色を3~4色、何度か塗ってころがしたので、いろんな色とラップのしわの模様の不思議な軌跡がたくさん重なった、とても迫力ある作品が出来上がりました。


小学生はゴムで出来たママボールを使い、チームに分かれて転がして遊べるコースを相談しながら作りました。ボックスや、絵画で使用するイーゼルを支えにして雨どいのコースを組み立てます。

途中でコースアウトせずにゴールまでボールが転がるコースを作るのはなかなか難しく、子どもたちは話し合って雨どいをおさえておく子・テープで貼り合わせる子など、それぞれに役割分担をしながら作っていました。最後に出来たコースに絵の具をつけたママボールを転がし、ゴールに敷いてある画用紙に軌跡をつけました。始めに絵の具をつけたボールがゴールに到達した時には自然と歓声があがり、子どもたちはみんなで協力して一つのものを作り上げた達成感を十分に感じられた様子でした。 


 

発砲スチロール球のオブジェ

造形 個人制作 2019年3月2週目
 
たくさんの素材で遊んだあと、色をつけて組み合わせ、作品を作りました。
単純な形の球体から、色の違いや組み合わせ方で多様な作品へ変化しました。
 
今回の球は発泡スチロール球です。絵本を読んだ後に登場させ、実際に触れてみながら前回のビーズとの触り心地や硬さなどの違いを体感しました。その後に一人ひとつずつの球で遊び、更に数を徐々に増やしながら、坂や雨どい・紙管などを使って転がして遊びました。転がして遊ぶ中で「この前のコロコロと音が違うね」「大きいのに軽いね。」などと、前回との違いを自分で気付く様子も見られました。
夢中になって遊んでいる中に色つきの球を転がして見せ、「今日はこの球に色を塗ってみよう」と声掛けしてみると、待っていましたとばかりに、子どもたちは喜びと期待でいっぱいの表情になったようでした。


今回はいつものように筆を使うのではなく、より球の形を体感できるように手で塗りました。

手のひらに絵の具をのせて、球を両手でコロコロさせるとあっという間に色がついていきます。一色ずついろんな色を試したり、色混ぜを楽しんだりしながら、沢山ある球はあっという間にカラフルに染まっていきました。
そして最後に、色を着けた球を合体させました。好きな場所に下穴をあけ、色のついた竹串にボンドをつけて接続しながら、自分の好きな形を作り上げていきました。小学生には針金という選択肢も用意し、直線の竹串か、曲線の針金か、自分が作りたい作品のイメージに合わせて素材選びをしました。

一つひとつは単純な形の球ですが、それぞれのやり方によって個性的な作品がたくさん出来上がりました。こちらの予想以上に色々な作品が出来上がり、子ども達の力を改めて知らされる活動となりました。


 

遊んで作るカプセルオブジェ

造形 個人制作 2019年3月1週目
 
新年度最初の活動は、小さい木のビーズを使い、思い思いに遊んだあと、大きいカプセルの球と組み合わせ、遊びながらの作品作りを経験しました。
 
始めに色んな色の球がころころ転がる絵本を読んでから、ビーズを一つ見せました。子どもたちに一つずつ渡すとすぐにテーブルや床に転がし始め、程なくしてたくさんのビーズがでてくるとそれぞれの反応を見せながら遊び始めました。せっせと坂に転がしたり、頭にかけあったり、バケツに決めた色のビーズだけを集めてジュースに見立てて遊んだり、コースを作って転がしたい子は雨樋を固定して転がしたり、夢中になって楽しむ子どもたちによってビーズ遊びはどんどん展開していきました。

しばらく遊んだ後に「今日はこれでも遊べるよ」と透明のカプセルを見せました。ビーズがあると転がらないので、ビーズを一度片付けてから今度はその透明のカプセルで遊びました。そこに絵の具をつけたビーズを入れたカプセルを転がして見せました。すぐに興味を示した子どもたちに、絵の具がついた9色のビーズから好きな色を選んでスプーンですくってカプセルの中に入れてみせると、すぐさまやり始めました。

転がしてみると、絵の具がついたビーズが中で回って透明のカプセルがみるみる変化していきました。その後も違う色と交換したり、一度に何色も入れてみたりと、それぞれが思いつく様々な方法を試していくうちに、個性が感じられる素敵な球体が出来上がっていきました。カプセルに絵の具がついていく様子は見ているだけでも面白く、ゆっくり手の中で回しながらじっくり観察する子もいました。その様子を楽しんだ後も、カプセルを使った遊びを考えたりしながら、いつまでもころころ遊んでいました。


 


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