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活動報告 立体造形: 2019年4月

円柱の描画

造形 集団制作 2019年4月3週目
 
円柱に絵の具をつけて描いてみました。みんなで描くことで、個々の色が重なりあい、1人では作れない調和のとれた作品ができることを体験しました。
 
親子・幼児は、初めにだるまさんが出てくる絵本を読んで、だるまさんに見立てながら円柱積み木を取り出しました。みんなにも渡すと子どもたちはさっそく坂から転がしたり細長い紙管に入れてみたりとそれぞれ遊び始めました。しばらく遊んだ後に大きな紙管を出して見せると子どもたちは驚きつつも興味津々な様子で、転がしたり中に入ってみたり上に乗ってみたりと工夫しながら、全身を使って遊んでいました。
 そこに隙間テープを出して「このヘビをお家へ帰してあげよう」と遊んでいた大きな紙管に貼り付けてみせると、みんな新しい素材の登場を喜んで積極的に貼りはじめました。全部お家に帰せた後「ヘビにジュースをあげよう」と絵の具をヘビに塗って、白い紙の上に転がして跡をつけました。幼児はみんなで転がし合い、親子は坂から転がしました。たくさん転がして遊んだ紙には不思議な模様が出来上がっていました。


小学生は、最初に円柱積み木を見せて転がして遊びました。
おもいっきり円柱の動きを楽しんだあとに、同じ円柱に包帯を巻いたものを見せ、絵の具をつけて紙の上で転がしたらどうなるだろう?と話し合い、みんなで障子紙を敷いてやってみました。
 
転がしたり回したり、動かし方でいろんな跡がつきました。しばらく遊んだ後に、いろんな素材を貼ったスタンプローラーをコロコロ登場させると、すぐに子どもたちは興味を示し、さっそく作りはじめした。自分で好きな形にハサミで切って透明なシートに貼っていきました。
それをいつものローラーに巻きつけて両面テープで固定すると特製のスタンプローラーに変身しました。その時の先ほどとは打って変わって黙々と自分のローラーを作る子どもたちの様子が印象的でした。
全員出来たらさっきの障子紙にコロコロと模様を重ねていきました。それぞれが作った形が複雑に重なって新しい大きな模様が出来上がりました。  


 


空き缶のオブジェ

造形 個人制作 2019年4月2週目
 
身近にある円柱の素材・空き缶を使って、遊んだり形状に触れながら作品を作ったりすることで、形の特性を感じながら、太鼓のオブジェを作りました。
 
アトリエの活動は、親子クラスから小学生クラスまで、同じ素材や題材で制作することが良くあります。
今回も同じ空き缶を使い、導入や素材の種類、提案など、それぞれの時期に合わせた内容で活動しました。
 
親子クラスは初めに沢山の素材を使っていっぱい遊んでから作りました。子どもたちの手にかかると空き缶は電車になったり、お家なったり。円柱の坂道から空き缶を転がしたり、立てて並べてみたりとお家の方の共感も手伝って子どもたちのイメージに合わせてドンドンと遊びが広がっていきました。遊んだあとは、白い大きな缶に、粘土を貼ったり、色を塗ったりと興味を持ったことに取り組ながら、太鼓を作りました。
 
幼児クラスも初めは空き缶で遊びました。遊んでいるところにバチを出してたたいて見せると、「今日も太鼓だ。」「今日の太鼓はお家に持って帰れるよ。」と伝えるとどの子も嬉しそうに、制作に入りました。幼児は2つの缶をつなげて粘土で覆い色を塗って、1つの太鼓を作りました。手数の多い制作でしたが、太鼓
を作るというイメージをしっかり意識し、一つ一つの工程に夢中になって取り組み作品を作り上げました。
 
小学生クラスはたたいたり、組み合わせてみたりしながら好きな缶をいくつか選んで作りました。太鼓にこだわらずいろんな缶のオブジェができていました。「缶を使って、こんな素敵なものができるんだね。普段お家にあるのも取っておいて作ろうかな。」と嬉しい感想も聞けました。日常身近にある素材から、自分の納得のいく作品作りができる良い経験となったようです。子どもたちの粘土を貼る風合いや下塗りとリキテックスでの彩色により、どのクラスも素敵なオブジェができあがっていました。


 

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