HOME > 活動報告 > 毎月の活動 > 割りばしのオブジェ

活動報告

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

割りばしのオブジェ

造形 個人制作 2019年11月3週目
 
シンプルな同じ線を組み合わせていくことで、複雑な形が表現できます。線を表した割り箸を使い、線の集合から面ができる様子を体感しました。
 
親子クラスははじめに制作素材の割りばしであそびました。先月からたびたび登場するへびさんにみたて、ごっこ遊びや形を作って見立て遊びをしたりして、素材と触れ合いながら、制作をはじめました。
幼児クラスは制作のイメージを感じられるよう、ゴムをかけて模様が描けるピンボードにカラー輪ゴムをかけて描いて遊びました。出来た模様は合わせ鏡を通して見て、更に広がって行く線の模様の世界を楽しんでいました。いろんな場所に鏡をずらしながら、ピンボードの模様を夢中になって見ている子どもたちを横目にこっそり、今度は割り箸を使って描いた作品を取り出し「これもきれいな素敵な模様だな…。」と言いながらのぞいてみていると、みんなすぐに気づいてよって来て「きれいな色、作りたい!」と関心を示し制作に移りました。見せた作品はカラフルな色の線で作られているのに、みんながもらったのは割りばしのままの色です。それではつまらないという事で、まずは割り箸をいろんな色に染めました。小瓶に入ったジュース(木材用の顔料を水で薄めたものです)に割り箸をつけてジュースを飲ませてあげると…あっという間にジュースの色に割り箸が染まっていきます。半分ずつ違う色にしてみたり、何色か重ねてオリジナルの色を作ってみたり…いつもとは違った彩色方法を存分に楽しんでいるようでした。


親子・幼児クラスでは線で模様ができる様子を楽しめるよう、染めた割り箸をベニヤ板の上に好きなように貼っていきました。

並べて貼る子や重ねて貼る子、またベニヤ板から大きく飛び出して貼る子など、それぞれの組み合わせにより、同じ線を組み合わせから、個性ある作品がたくさん出来上がりました。
小学生クラスでは土台は使わず、割り箸同士をつなげて作品をつくっていきました。割り箸同士の接点
が斜めにならないように高さ合わせをしながら貼っていくのが少し難しかったようですが、それぞれ試行
錯誤しながら立体的なものや複雑な形、具象的なものまで、単純な線だけで見事に作り上げていました。


 

カテゴリ:

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

同じカテゴリの記事

布に描くデカルコマニー

 全クラス 造形 集団・個人制作 2023年7月3週目
 
いろんな形を1つの面に意図して組み合わせて表現しそこに工程を加えることで、描かれる偶然の産物との出会いを、制作と鑑賞を通し経験しました。
 
スポンジのフワフワした感触と触れ合いながら、布を染めて開いて線対称の模様をみんなで作り、何に見えるかそれぞれ自由に鑑賞して楽しみました。
始めに素材で遊びました。投げる、折り紙する、敷いたり巻きつけたりと、さまざまな活かし方で遊び続ける様子に、改めて子どもたちのすごさを感じました。遊んだ後は自然とちぎって出来たへんてこな形を使って制作しました。
 親子クラスは1人1枚、幼児小学生クラスはみんなで大きな1枚の布に描きました。大きな布いっぱいに広がる不思議な線対称の模様は迫力もあり、広げた瞬間自然と拍手があがるクラスもありました。予測出来ない面白さがあるデカルコマニーはそれぞれのクラスで毎回全く違う印象の作品になるので何度見ても新鮮な感動がありました。


 


おおきなおさかな/金魚

 親子クラス 造形 集団制作/幼児小学生クラス 絵画 個人制作 2023年7月2週目
 
先週と同じテーマを違う手法で表現しました。親子クラスは、ダンボールで大きい魚を、幼児小学生は金魚をモチーフにして、感じたままを描きました。
 
親子クラスは、みんなで描いた正三角形をつなげて大きな魚を表現しました。三角ダンボールの上にテープをひっぱって切って貼り描いた後、全体を絵の具で自由に彩色しました。ビニールテープをはがすと色の部分と白の部分のコントラストがとても綺麗な模様ができました。最後にダンボールを組み合わせて壁に並べると大きなお魚の登場です。完成したお魚を子どもたちはとても満足気な表情でながめていました。
   
幼児・小学生は金魚を見ながら絵を描きました。アトリエの絵画はモチーフと似ている形、色を表現することではなく、絵を描きたいという意欲を持ち、モチーフを見て感じたまま、描きたいように描くことを大事にしています。子どもたちは親しみのあるモチーフを見ながら、嬉しそうに描き始めました。悩んだり楽しんだりと真剣にモチーフと向かい、それぞれ個性は光る素晴らしい作品が出来上がりました。みんなの作品を並べると、素敵なお魚がたくさん泳いでいる水族館のようでした。


  


おさかなの世界

 全クラス 造形 集団・個人制作 2023年7月1週目
 
個々の表現が、1つの面で自然と調和し、共に描く心地よさや楽しさを体感する活動です。正三角形を組み合わせ、みんなでさかなの世界を表現しました。
 
正三角形の折り紙を組み合わせてできた形をさかなに見立て、スプレーのりをかけておいた色画用紙の水槽の中に描きました。そこにお水を入れてあげよう!と、絵の具を水に見立てて塗りました。始めは水色、黄緑や黄色・青・緑と様々な絵の具を足していくと、色がどんどん変化していきます。その変化を感じながら、刷毛だけでなく手も使って、思い切り彩色を楽しんでいました。 
小学生はさらに、マスキングテープで魚を重ね再度彩色して仕上げました。
最後に隠れた魚を探してみようと貼ってある三角折り紙をそっとはがすと、魚を貼った台紙によるピンク色の魚の群れが描かれました。気持ちよさそうにさかなが泳いでいるとても涼しげで、夏らしい作品となりました。


 


ロウの三角レリーフ

全クラス 造形 個人制作 2023年6月3週目
 
前回と同じような工程、素材を使って作品を作ります。似ているけど違う、経験を繰り返し、応用して想像する楽しさを体感できるよう活動しました。
 
色とりどりの液体のロウを使って作品を作りました。ロウを溶かしている鍋など、先週と同じような設定を見て、「またゼリーを作るの?」などと言っていた子ども達。先週の活動とのつながりを早速感じてくれていたようでした。
 親子クラスでは角棒で作った枠の中に、色のついた三角木っ端を自由に配置し、そこにいろんな色のロウを流し込んでいきました。それぞれのペースで気に入った工程を楽しみ、遊びながら素敵な作品をつくる事が出来ました。
 幼児・小学生クラスでは正三角形の木っ端で作った型に流し込んだロウを角棒の型の中に配置し、最後に白ロウを流し込みました。様々な工程を経て出来上がった作品を見て、みんな目を輝かせながら喜んでくれている様子でした。
 つながりや経験を活かす事で、より活動を楽しむ事ができました。


 


寒天ゼリー

 全クラス 料理 個人制作 2023年6月2週目
 
料理は作るだけでなく、作品を食べる楽しさを体験できます。制作素材を食材に替えて、素材の変化を楽しみながら、季節感のあるお菓子を作りました。
 
2種類のジュースを使って描く寒天ゼリーを、テーマである四角柱の棒寒天を使い、四角い型で作りました。久ぶりや始めての活動というだけでなく、経験のある子も、なじみのない食材を使うことで、想像が広がったようでした。
親子は作っておいたゼリーを包丁で小さく切って型に入れ、違う味で作ったゼリーを流し込んで固め、自分で切った模様の見えるゼリーを作りました。
幼児と小学生は、固めたぶどうゼリーを包丁で対角線に切って直角二等辺三角形を作り2つの型に入れて、りんごゼリーを隙間に流し入れて作りました。
固まるのを待って、お皿に開けて完成です。型から取り出した瞬間、おもわずみんなの歓声があがり、それぞれ2色の形で織り成す、素敵な模様のゼリーができました。「また作りたい。」と嬉しい声が響いていました。


 


TOP