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活動報告
かぼちゃのマフィン
全クラス 料理 個人制作 2024年5月2週目
円柱のかぼちゃを使い、工程のひとつひとつを楽しみながら調理し、円柱のマフィンを作りました。自分で作ったものを食べる楽しさを体感しました。
料理は五感の一つである、味覚で体感できる活動です。はじめにかぼちゃを布にくるんだものを触り、何の素材の感触から想像してから始めました。出てきたかぼちゃを、いろいろな器具や素材を使って料理します。マッシャーでつぶしたり、ゴムベラで混ぜたり、粉ふるいで小麦粉をふるって入れたり…。素材の味を確かめながら加えていきました。最後にできた生地を2つのカップにスプーンで分けて入れて、オーブンで焼きました。焼きあがるまでは、前回の活動で素材に使った空き缶を積んだり転がしたりと、自由に遊びました。マフィンが焼けると、遊んでいるうちに大きくふっくらと焼きあがったマフィンの変身にみんな驚き喜びです。早速できたてをみんなで食べました。自分で作ったものを、保護者の方にも食べてもらい、「おいしいね」と話す笑顔をたくさん見ることができました。
2024年5月20日 10:00
空缶たいこのオブジェ
全クラス 造形 個人制作 2024年5月1週目
身近にある円柱の素材・空き缶を使って、遊んだり形状に触れながら作品を作ったりすることで、形の特性を感じながら、太鼓のオブジェを作りました。
同じテーマを導入や素材の種類、提案などを、それぞれの時期に合わせた内容で活動しました。今回の素材は空き缶です。親子クラスの時期は新しいものごとに経験や先入観がありません。その感性を発揮させ、組み合わせながら形にできるよう、沢山の素材を使っていっぱい遊んでから作りました。保護者の共感も手伝って子どもたちのイメージに合わせて遊びが広がり、遊んだあとは、粘土を貼ったり、色を塗ったりと興味を持ったことに取り組ながら、素敵なオブジェができていきました。
幼児も初めは空き缶で遊びました。遊んでいるところにバチを出してたたいて見せると、作りたいという気持ちが広がり、嬉しそうに、制作に入りました。手数の多い制作でしたが、自分の太鼓を作るというイメージをしっかり意識し、一つ一つの工程に夢中になって取り組み作品を作り上げいてました。
小学生は叩いたり、組み合わせたりしながら好きな缶を自由に選んで作りました。音階や形などにこだわりながら、いろんな缶のオブジェができていました。「缶で、こんな素敵なものができるんだね。また作りたい。」と嬉しい感想も聞けました。身近にある素材から、自分の納得のいく作品作りができる良い経験となったようです。
2024年5月13日 10:00
カラフル円柱オブジェ
全クラス 造形 個人制作 2024年4月3週目
描くことを追求するだけでなく、1つひとつの工程、色や形の変化を味わいながら、あたらしい形ができていく面白さを感じられるよう活動しました。
制作のイメージが広がるようはじめに絵本を読みました。不思議な擬音と一緒に抽象的な形や様子が変わっていくのを楽しんだ後、丸い粘土を取り出して見せました。
好きなように伸ばしたり、ちぎったり、作った形を見立てたりと遊びながら、素材とふれあいました。具象表現にこだわらず、自由に遊べる子どもたちの創造性が発揮できる素材に、これだけで終わってしまいそうなほど楽しんでいました。
そんな遊びから制作へ広がるよう、粘土に色を加えました。今回は、なじみのあるペースト状の絵の具ではなく、それぞれ自由に色つけしても、素材の風合いを活かして色付けられる、粉状の絵の具を使いました。いつもと違う絵の具は新鮮だったらしく、子どもたちは赤、青、黄、白、黒の絵の具をスプーンですくっては粘土に加え、一生懸命こねて混ぜあわせて、少ない色からどんどん新しい色を作っていました。
最後にできた色粘土を、透明な筒の中に入れて円柱を作りました。粘土が潰れて組み合わさり、変化していく様子が面白く、みんな楽しそうに筒がいっぱいになるまで詰めて潰していました。出来た粘土を筒から外すとそのままではとどまらず、さらに潰して違う形にする子もいました。粘土と触れ合い想像が広がり、それぞれのイメージで個性豊かな作品が誕生していました。
2024年4月29日 10:00
円のコラージュ版画
全クラス 造形 集団制作 2024年4月2週目
円をみんなで組み合わせて描きました。それぞれの感性で描いた形がつながってできる、予想のできない作品との出会いを経験できるよう活動しました。
1週目の活動では、球体の風船に絵具をつけて描くことで、球と円の関係性をかんじました。そこで出会った円形を、2週目はロープを使ってそれぞれ模り、円形の一つの面に組み合わせて描きました。円といってもその形状から、さまざまな形が描けます。それぞれ模る個性的な円が重なりあって、どんどん複雑な模様へと変化していきました。ロープがつくよう、ボンド水を塗る過程から、制作をピザに見立て楽しんでいるクラスもありました。ボンドをつけて貼る過程も楽しめるよう、親子クラスは色付きボンドで彩色も楽しみながら作りましたが、幼児と小学生は白地に白のロープの模様です。最後にインクをつけて版画にすると、全景が鮮明に写し出され、思わず歓声があがりました。子どもたちが考えるままに色を選び、繰り返し色を重ねたり、反転させて写したり、みんなで描かれる模様を創造しながら、楽しんでいました。
2024年4月22日 10:00
風船の描画
全クラス 造形 集団制作 2024年4月1週目
違う球体をくりかえし使うことで、1つの形を洞察しました。素材で遊んだり、描いたりしながら、球体から円へと、活動を通じてつないでいきました。
今回の球は風船です。最初は1個で素材を感じ、だんだんと増やしていきました。アトリエいっぱい広がるたくさんの風船を、うちわや送風機で飛ばしたり玉入れしたり、集めて一気に飛ばしたりと遊びが広がり、全身で活き活きと遊んでいました。
自由に遊んで触れ合った後は、クラスに合わせ、風船で描くことを楽しみました。親子クラスは坂道に、絵の具をつけた水風船を転がして、動きを楽しみながら描きました。不思議な動きで転がる風船を観察しながら、夢中になって転がしていました。
幼児クラスは水風船に絵の具をつけて、障子紙にスタンプをしました。まずは黄色や黄緑から始め、その後は好きな色で描きました。風船の足跡からうまれた円の模様がだんだん集まってつながり、まるでお花畑のような春らしい作品が生まれました。
小学生クラスはテーブルの上で水風船を転がして軌跡をつけました。使う色も相談し、両側にわかれて風船を転がしあいながら描きました。夢中になって遊んでいるうちに、ダイナミックな軌跡がたくさんついた迫力のある作品が出来上がりました。
完成した大きな描画を見て、描くことに夢中で気が付かなかった素敵な作品との出会いに歓心を示し、描かれた模様をいろんなものに見立てながら楽しんでいました。
2024年4月15日 10:00
ビーズの軌跡
全クラス 造形 集団制作 2024年3月3週目
沢山の木製ビーズで遊び、絵の具つけてみんなで遊びながら描きました。
それぞれの色や、描いた線が折り重なり、調和した大きな描画ができました。
3週目の球は木製のビーズです。始めは1個のビーズでじっくりと、だんだんと数を増やし、最後は部屋中ビーズだらけになってしまうくらい、たくさんの数で遊びました。ビーズ玉の特徴には、躍動的な動きと響く木製ならではの迫力のある音です。遊び方によるその違いを感じながら、それぞれ自由な遊び方で熱中していました。
たくさん遊んだ後はそのビーズを使って描いてみました。動きや軌跡や複雑になるよう、坂道の角度を曲線に、幼児小学生クラスは半円状にした(スノーボードのハーフパイプのような)土台に、絵の具をつけて転がしました。勢いよく半円を登ったビーズがまた戻って描かれ、ビーズの動きを感じる、躍動感のある作品となりました。
テーマやクラスの雰囲気に合わせ、親子・幼児は薄桃色、小学生は黒の紙に描きました。親子・幼児クラスは1週目に引き続き春らしい色合いでまとめ、小学生クラスは白や黄色の後に「この紙の色にはどの絵の具の色が合うかな?」と問いかけ、それぞれが合うと感じた色を選んで行いました。同じ工程でもそれだけで、各クラスで異なる、個性を感じる作品が出来上がりました。球と存分に触れ合い、球で描き、1人でできない、アトリエらしいダイナミックな活動が出来たのではないかと思います。
2024年3月25日 10:00
発泡スチロール球のオブジェ
全クラス 造形 個人制作 2024年3月2週目
素材で遊び触れ合ったあと、色をつけて組み合わせて、作品を作りました。単純な形の球体から、色の違いや組み合わせ方で多様な作品へ変化しました。
今回の球は発泡スチロール球です。実際に触れ坂や雨どい・紙管などを使って転がして遊ぶ中で「コロコロと音が違うね」「大きいのに軽いね。」などと、前回との違いに自分で気付く様子も見られました。夢中になって遊んでいる中に色つきの球を転がして見せ、「今日はこの球に色を塗ってみよう」と声掛けしてみると、待っていましたとばかりに、子どもたちは喜びと期待でいっぱいの表情になったようでした。
今回は球の形を体感できるように手で塗りました。手のひらに絵の具をのせて、球を両手でコロコロさせるとあっという間に色づいていきます。絵の具の感触が苦手な子も、色玉を作り出す嬉しさに魅了されたようです。一色ずついろんな色を試したり、色混ぜを楽しんだりと、それぞれ夢中で取り組んでいる様子が印象的でした。
色を着けた球は、色のついた竹串にボンドをつけて接続しながら、自分の好きな形を作り上げていきました。小学生には針金という選択肢も用意し、直線の竹串か、曲線の針金か、自分が作りたい作品のイメージに合わせて素材選びをしました。
一つひとつは単純な形の球ですが、それぞれのやり方によって個性的な。
2024年3月18日 10:00
球の描画:桜
全クラス 造形 集団制作 2024年3月1週目
ボールで自由に遊び、同じボールで描きながら、形を視覚で感じました。
描いた後に、沢山の紙吹雪で遊びながら、ひとあし早い、春を楽しみました。
活動は、出会ったと素材と触れ合い感じることから始まります。球の活動最初のボールは、いろいろな大きさのゴムボールです。同じボールでも、感じ方や遊び方は違います。1人で、みんなで自由に遊ぶことで、体中で球の特性を感じていきます。新しいクラスにも、それぞれのペースで、自然と打ち解けてくれたようでした。
思い切り遊んだ後はひと休み。絵本を読んで桜の木を描くイメージを伝えました。まだ花の咲いていない木の枝に、遊んだボールを使い桜の花を咲かせました。いろんなところにたくさん花を咲かせていると、上からひらひらと桜の花びらが降ってきました。みんなとてもびっくりしつつも、「本当にお花が降ってきた!」と大喜びです。何もなかった木があっという間に満開の桜の木に様変わりし、その後もうちわや送風機を使って花びらで遊び、アトリエの部屋のなかは春の風が吹いたように桜吹雪でいっぱいになってとてもきれいでした。
作品を見ながらおやつを食べていると、まるでみんなでわいわいお花見をしているようで、本当に春が来るのが待ち遠しくなりました。季節感のある活動をみんなで楽しみならが、心まで温かく、豊かになったようでした。
2024年3月11日 10:00
もち米しゅうまい
全クラス 料理 個人制作 2024年2月3週目
球体を作ることにより、形の特性を感じる事ができます。年度最後に春らしいメニューの球を、食材を使って模り、みんなで楽しくいただきました。
球ができたら、この洋服着せるよと、始めに皮にする白とピンクの色をしたもち米を見せました。生のまま味見をしてみるとあまり美味しくありませんでしたが、何ができるのかと興味津々、料理への意欲を膨らませることが出来たようでした。
球の中身はお肉です。ひき肉の中に自分で包丁を使って切ったしいたけやしょうが、それから玉ねぎや調味料を入れて中身の餡を作っていきます。切りにくい食材でしたが、みんなだからこそ、自分で気をつけながら丁寧に切っていました。調味料は、味の調和を感じられるよう、ひとつ一つ味見をしてから加えました。
中身が出来たらいよいよ球の登場です。スプーンと容器で巧みにまるめ、球を作っていきました。出来上がったお肉のボールは最初に登場したもち米の中に入れ、その中でもまたころころ転がすと、周りにもち米がついていきました。球を作り、その球の性質である転がることを利用して調理することによって自然と球の特性が体感できたのではないかと思います。蒸篭から熱々のしゅうまいが登場すると思わず歓声があがり、自分の作ったものを食べる喜びを感じている子どもたちの顔はとても幸せそうでした。形を体感できる一つの方法として、料理の活動はとても有効的であると思います。ご家庭でもぜひ取り入れて頂きたいと思います。
2024年2月26日 10:00
発泡スチロールのオブジェ
全クラス 造形 個人制作 2024年2月2週目
円柱を、自分で切ってみることにより、形の断面図を知ることができます。
普段使わない道具を使い、形を体感しながら、カットして作品を作りました。
今回の素材は、円柱型の発泡スチロールです。素材の違う同じ円柱ということで、前回の活動とつながり、自然と転がしたり立てたりする遊びが繰り広げられました。
あらかじめ切っておいたパズルのような円柱がでてくると、どうやって切ったのかと想像がひろがり、制作がはじまりました。切るのに使ったのは電熱線で溶かして切るスチロールカッターです。怖がる子もいましたが、やってみたいという気持ちが勝ったようでした。子どもたちは触れるだけで熱くすぐ切れ目がついていてしまう様子にドキドキしながら、シュワっと切れる独特の感触を楽しむように集中して好きな形を切り出していました。親子・幼児は3個、小学生クラスは好きなように分割しました。一旦もとの円柱に戻し、絵の具で色を塗りました。彩色のイメージも白がったようで、側面だけでなく中から出てくる色も楽しめるように、断面も塗っていました。
今回作った作品は、円柱型に重ねたままの状態でももちろんとても素敵ですが、一つずつバラバラにして飾ったり、重ねたものをすこしずつずらして飾ったりと、飾り方一つとっても色々な表情を持っています。またパズルとして遊んでも楽しいです(意外と難しいです。ぜひやってみて下さい)。一つの単純な形の発泡スチロールが、とても多様性のある面白い作品へと大変身しました。
2024年2月19日 10:00
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