講師スタッフブログ
アトリエ通信3月
この時期のお子さんの様子を見ていて感じること
春の訪れを感じる季節になってきました。毎年草木が芽吹くこの時期になると、子どもたちが活発になるのを感じます。暖かくなってきて、自然と体を動かしたくなり、活動的になるだけなく、進級・進学を迎えるこの時期、それに向けての準備に大人の意識が向かったり、環境の変化に対する不安や期待で落ち着かなかったりといった要因もあるようです。また、今までと違い、消極的になったり、甘えたりといった様子もみられます。
大きくなって、新しい環境に入るというのは、親子共々、うれしいことです。そんななか、可愛いわが子が、まだ見ぬ環境に、慣れるのか、これができないけどついていけるか大丈夫なのか心配という話や、がんばらせているけれど、どうにもならないで困っているというご相談もあります。
しかし個性ある子どもの成長や発達を、進級というその節目で突然、こうしましょうというのは、本来は無理のあることです。保育園や幼稚園、小学校、新しい場所で集団生活に入るというのは、親から離れて、他者の影響を受けて、自分で考え学んでいくことです。やることも、できることも、環境に入ってお子さん自身がいろんなことに直面し考えていくなかで、その様子は変わっていきます。心配しないで大丈夫かどうかは直面してみないとわかりません。環境にはいってみると、意外と何もなく、スムーズに行くことも多いですし、お子さんが困った時も、そこから一緒に考え歩んでいっても遅くはないはずです。
必要なのは不安で追い立てるのではなく、お子さんの力を信じて、寄り添うことではないでしょうか? 自分を信じて力になってくれる人がいることで、誰でも飛躍できると思います。どうぞ、お子さんが安心して過ごせるよう、あせらず、信じて、ゆったりとした気持ちで新学期を迎えてほしいと思います。またお子さんに関してご心配なことがございましたら、活動以外のことでも構いません。気軽にご相談ください。