講師スタッフブログ

アトリエ通信4月

アトリエの活動3月の様子から

アトリエのカリキュラムは形をモチーフに、6つのテーマ(球体・円と円柱・四角・三角・点線面・複合構成)で構成されています。テーマになる形は単純なものから複雑なものへと、物事を理解する筋道通りに展開しています。素材や形と触れ合うことで性質を感じることから始まり、その性質を活かして描いたり、組み合わせたり、変化させたり、その形を描くなど、さまざまなつながりの中で表現活動を繰り返していきます。

新年度の3月は、どこから見ても同じ形、とらえやすい球体から始まりました。活動は、何かしましょうではなく、何だろうどうなるかな?と素材を投げかけて、それぞれのイメージで遊びや制作を展開していきます。まずは丸いボールを使って、感じたままに自由に遊んで触れ合いました。

出会った素材への感じ方、遊びの展開はクラスや子どもたちによって違います。1個のボールとじっくり触れ合う子、投げたり転がしたり捕まえたり、ボールを追いかけて一緒になって走り回ったりとさまざまです。

したいやりたいと思ったことに、取り組んでいるときの子ども目は真剣で輝いています。子どもたちの遊び方にマニュアルはありません。イメージや遊びの創造が止めず広がるよう、いろいろと用意しておいた素材を、それぞれにあわせて加えていきました。

自分のやりたいことを無我夢中になって遊びこむ。その充実感を得ることで、さらに豊かにしようと周りとつながっていきます。だれともなく、共通の面白さを感じたもの同士一緒になって、楽しい遊びや制作のアイディアが子どもたちによってできたルールで展開していました。自ら見出したボール遊びを通していろいろな物事を感じとり、楽しそうに取り組んでいる子どもたちの姿が印象的でした。   
     
 


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