活動報告
発泡スチロールのオブジェ
全クラス 造形 個人制作 2024年2月2週目
円柱を、自分で切ってみることにより、形の断面図を知ることができます。
普段使わない道具を使い、形を体感しながら、カットして作品を作りました。
今回の素材は、円柱型の発泡スチロールです。素材の違う同じ円柱ということで、前回の活動とつながり、自然と転がしたり立てたりする遊びが繰り広げられました。
あらかじめ切っておいたパズルのような円柱がでてくると、どうやって切ったのかと想像がひろがり、制作がはじまりました。切るのに使ったのは電熱線で溶かして切るスチロールカッターです。怖がる子もいましたが、やってみたいという気持ちが勝ったようでした。子どもたちは触れるだけで熱くすぐ切れ目がついていてしまう様子にドキドキしながら、シュワっと切れる独特の感触を楽しむように集中して好きな形を切り出していました。親子・幼児は3個、小学生クラスは好きなように分割しました。一旦もとの円柱に戻し、絵の具で色を塗りました。彩色のイメージも白がったようで、側面だけでなく中から出てくる色も楽しめるように、断面も塗っていました。
今回作った作品は、円柱型に重ねたままの状態でももちろんとても素敵ですが、一つずつバラバラにして飾ったり、重ねたものをすこしずつずらして飾ったりと、飾り方一つとっても色々な表情を持っています。またパズルとして遊んでも楽しいです(意外と難しいです。ぜひやってみて下さい)。一つの単純な形の発泡スチロールが、とても多様性のある面白い作品へと大変身しました。