活動報告
コマ作り
造形 個人制作 2019年1月3週目
形や模様や色に、動きを加えることで、見え方が変わってきます。その様子を、自分で作ったもので遊びながら体感できるよう、コマを作りました。
始めに親子・幼児クラスでは「まわる」をテーマにした絵本を読みました。幼児クラスでは更に身の回りにある「まわる」ものは何だろう?と考えてみると、「換気扇」「フラフープ」「ケーキを作る時にくるくる混ぜるよ」など色々な意見が出てきました。その後いろんな形のコマの見本を見せると、先週の絵画の活動のモチーフで出てきたのを思い出し、「絵を描くときにあったね!」「コマも確かにまわる!」などと、とても嬉しそうでした。四角・三角のような形・フニャフニャやギザギザな形など、どんな形でも回してみると円の形が見えてきます。それを発見した子どもたちはとても驚いた様子でしたが、同時にどんな形でも回せるのだということがわかり、安心して自分の描きたい形へと、発想を広げることが出来ていたようでした。
小学生クラスでは更に色の塗り方の違うコマも回してみせました。ランダムに色を塗ったコマと、定規を使って色面分割したコマでは、回したときに色の見え方が違います。
いろいろな見本を見た後に自分の作りたい形を想像し、色の塗り方や飾りのつけ方を決めてから、切り出す形を決めて制作に臨みました。
まず四角いベニヤ板に作りたい形を鉛筆で描き、電動ノコギリで切り出していきました。少し大きい音のする機械にちょっとドキドキしている様子の子もいましたが、一緒に少しずつ切っていくと、どの子も上手に自分の好きな形が作れていました。切ったベニヤ板はヤスリがけをしてから飾りの小さいベニヤ木端を貼り付け、白ペンキで下塗りをしてから色を着けていきました。具体的な形を作りたい子、好きな色を塗りたい子など、それぞれのやりたい事に焦点を当て、制作を楽しむことが出来ていたようでした。
最後に裏側に半球の木端をつけて出来たコマを回してみると、自分の作ったもので遊べる喜びを感じたようで、どの子も嬉しそうな表情だったのが印象的な活動となりました。