活動報告
三角折り紙とロウのオブジェ
造形 個人制作 2019年7月1週目
正方形に色とりどりの同じ直角二等辺三角形を組み合わせて描きました。秩序ある形がつながり、調和した複雑な模様できる楽しさを経験しました。
直角二等辺三角形を2つ組み合わせると合わせる辺によって、四角形と三角形両方の形ができます。はじめに、色とりどりの正方形・直角二等辺三角形のモザイクを1つの四角形のボードに組み合わせてあそびました。パズルのようにはまっていく様子や、組み合わせで色んな模様ができるのが楽しかったようで、どのクラスもこれだけで終わってしまうかもと思うくらいくり返し遊んでいました。
しばらく遊んだあとお気に入りの模様ができたところで、同じ大きさの折り紙を貼った箱を見せました。
モザイクよりカラフルな三角の組み合わせの模様にすぐに子どもたちは興味を示し、木箱の中に直角二等辺三角形の折り紙を好きなように貼っていきました。好きな色を見つけ自由に貼ったり、モザイクで遊んだ経験を活かし重ならないよう秩序あるパターンを描いたり、魚や動物などの模様を描いている子もいました。複雑な構成を楽しみたい小学生には、同じ形で2等分4等分とカットできるようにしたので、元の三角に色の違う小さい三角を重ねたり、小さい三角で描いたりとそれぞれこだわりの模様が描かれていました。
今回はそこにさらに模様が調和し、風合いに変化をもたらすよう、折り紙の上にロウを流し込みました。最初は色のついたロウを少しずつ流します。色同士が混ざり合わないように一色入れたら固まるまで少し待っていれたり、重ねっていったり、模様が隠れないよう好きな色になるよう工夫して入れていました。色のロウを数色流しこんだ後は仕上げに上から透明のロウを流し込み、作品に蓋をして固まるまで置きました。完成するのを待ちきれず覗いたりしている子もいました。最後に固まった自分の作品とご対面です。しっかりした色の折り紙と、透明感のあるロウが折り重なる作品を見て、こんな風に変わったのかと驚いたり、透かして見たりと嬉しそうに眺めている姿が印象的でした。