活動報告

シャボン玉あそび

 造形 集団制作 2018年7月3週目
 
夏の季節にあった素材で、自由に遊びながら1つの面にみんなで描きました。遊んでいるうちに描かれた、偶然の産物にであう面白さを、体感しました。

幼児、小学生クラスは最初に果物の絵本を読んでから、布に包まれた果物を触って当てっこしました。布の中にはキウイ、グレープフルーツ、ネクタリン、その他小玉スイカ、メロン、ドラゴンフルーツなど、その中には半分に切ったものもありました。子どもたちはたくさんの果物の中から気に入ったものをまず木の板に木炭でデッサンしました。触ったり匂いを嗅いだりよく観察したりしながら、感じたままに自由に描きました。今回はそこにすぐ絵の具は塗らず、粘土で膨らみを作りました。

紙に描いた絵は平面ですが、実際の果物は立体で表面にもでこぼこ凹凸があります。今回はその部分を表現し易くするために、木の板に粘土を貼り付けました。膨らませたいところに粘土が貼れたら、絵の具の発色を良くする為に白いペンキで全体を下塗りし、好きな色を塗りました。本物そっくりの色を目指してこだわって塗った子もいれば、心が向いた色を塗った子もいました。子どもたちが一生懸命向かい合った作品からは新しい発見や豊かな感覚が溢れ、出来上がりには何度も驚かされました。


そのうち、落ちてくるシャボン玉の足跡に気が付く子がでてきました。

そこでシャボン玉ハウスを作り、障子紙の屋根の上にシャボン玉を落として遊びました。色のないシャボン玉ですが、紙や濡れて透けて模様ができます。そして黄色、いろんな色の中から好きな色の色付きシャボン玉を使って、どんどん模様を重ねていきました。吹き方や落ち方によって描かれる模様が異なり、その形や色が折り重なる様子を上から下か楽しみながら描いているうちに、いつのまにか花火のような星空のような素敵な模様ができていきました。
幼児や小学生クラスではその美しさに気づき、いろんなところに飛ばそう、色を重ねすぎないようにしようと、自然とみんなで意見をだしあいながら、協力しながら素敵な作品を作っているクラスもありました。

最後は大きい紙に親子クラスは坂道であそびながら、幼児・小学生クラスは大きいシャボン玉や送風機で部屋中シャボン玉を飛ばし、素材の可能性を活かした表現活動をさらに楽しみました。部屋の中を沢山舞うシャボン玉を見て「わ!シャボン玉の世界だ!」と素敵な歓声があがっていました。


 

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