活動報告
紙粘土のオブジェ レリーフ絵画
造形 個人制作 集団制作 2020年1月3週目
紙粘土を使って、親子は素材で遊びながらいろいろな工程を通して変化させながら、幼児小学生は描いたモチーフを、粘土を使い立体的に表現しました。
親子クラスは紙粘土で作った形に色を塗って使って版画をしました。 はじめに絵本を読みました。「もけらもけらでけでけ…」へんてこな絵本の言葉にあわせて出てきた粘土はいろんな形に変身していきます。その様子を不思議そうに、時どきニヤッと笑いながらじっと見ていた子どもたち。粘土を配るとうれしそうに手に取って、ちぎったりまるめたりと自由に操りながら、できた形を1枚の板の上に貼りました。
板に貼った粘土を、今度は板を乗せてつぶし、その上から麺棒でたたきました。太鼓のバチのようにしてたたいたり、お餅つきのようについたりと、体を使って遊びました。「ついたお餅に味付けしよう。」最後の仕上げにローラーで色を塗り、和紙をかぶせて刷ってみると、でこぼこ模様の素敵な作品ができました。
幼児小学生クラスは、テーマの円柱を感じる季節を意識した植物のモチーフを、板の上にデッサンし粘土を貼って描きました。
「今日は何をするのかな?」何もないテーブルにモチーフを取り出すと、「1月お正月らしい木だね。」「どんな形かな?」とテーマとのつながりを感じているようでした。はじめにモチーフをよく見たり触れたりして観察しました。そしてモチーフを課題としてとらえないよう「どんなふうに見える、どんなふうに描きたいかな?」と投げかけ制作を始めました。見ているうちにいろんなもののイメージが広がる子、写実的に描きたくて難しいと感じる子、素材を見て好きなものを描きたくなる子など感じ方はさまざまです。それぞれの思いでデッサンが始まると、どの子も真剣なまなざしで自分の描きたい答えに向かって取り組んでいました。粘土を貼ったり、色を塗ったりといくつかの工程を通しそれぞれの思いで表現した作品は、同じモチーフから想像できない個性豊かなどれもその子らしい素敵な作品ばかりで、見ている私たちに感動を与えてくれました。