活動報告
円柱紙管のオブジェ
造形 個人制作 2019年2月2週目
1週目に使った紙筒で、円柱の止まる特性を活かしオブジェを作りました。
同じ素材が、それぞれの工夫で、活かすことのできる面白さを体感しました。
幼児・小学生クラスはまず様々な長さの紙管を組み合わせて色を塗った作品を何点か見せました。子どもたちは感じたイメージを伝え合い、触りながら確かめていました。そのうちに材料は先週電車を動かす為に使った紙管だと気がつく子がいました。「これを今日は違う形に変身させてみよう」と伝えて始めました。
まず色んな長さの紙管を並べたり積んだりしてどんな形にしようか試行錯誤していました。その中で紙管を取り替えたり板を繋げて大きくしたり、子どもたちは自分のイメージに近づける為に様々な工夫をしていました。イメージが広がり、部品が足りない小学生は、長い紙管を自分で電動糸ノコで切って使いました。振動する紙管をしっかり抑えてみんな真剣な表情で切っていました。形が決まるとボンドで貼り合わせました。板に貼り付けたり、紐でつなげたりする子もいました。そして好きな色を塗りました。今回はもともとみんなで色をつけた素材を使用しているので、それを活かせるように先週使った薄めた絵の具を重ねていくか、白色の絵の具で全部真っ白にしてから新しく色を塗るかそれぞれ選んで塗りました。終わりの頃にはみんなで遊んだ紙管は子どもたちの手によってすっかり新しく、いろいろな形に変わっていました。
親子クラスは最初にいろんな長さの紙管を見せて、積んだり転がしたり思い思いの方法で遊びました。その後板にボンドで貼り付けて、先週使った絵の具を重ねて塗りました。紙管で遊ぶのも作るのもどちらも集中してたっぷりと触れ合っているように感じました。