活動報告
円柱のコラージュ画/絵画「いろいろなパン」
親子クラス 造形 集団制作/幼児小学生クラス 絵画 2021年1月3週目
親子クラスは円柱の転がる性質を活かして描く、幼児小学生クラスは円柱の形状をしたモチーフを観察し描くことで、形を感じられるよう活動しました。
親子クラスは今週も、まず円柱で遊ぶ事から始まりました。円柱積み木が出てくると子どもたちは同じ様に転がして遊んだり、先週空き缶で遊んだ経験を思い出して何個も積んでみたり、円柱のように自分も転がったりと、それぞれの遊び方を見出していたようでした。更にそこに波ダンボールをくるくると巻いて作ったギザギザ円柱も出してみると、2種類の円柱を組み合わせ、思い思いの遊び方を楽しんでいました。
その後は包帯の洋服を着た円柱に絵の具をつけたものを紙の上で転がして、軌跡をたくさんつけて遊びました。円柱の周りに緩衝材を巻いたプチプチ円柱や波ダンボールを巻いたギザギザ円柱も絵の具をつけて転がすと、また違った軌跡が重なり、紙の表情がどんどん変化していきました。最後に先週の制作でも出てきた缶や形が面白いホースを出してみると、素材に触れあうことから楽しんだり、絵の具をつけてスタンピングをして出てくる丸の形に喜んだりと、それぞれ思うがままに、個性あふれる遊び方をしていました。
幼児・小学生はモチーフを見ながら描く絵画の活動です。
今回のモチーフは円柱の形に似ているパンです。「食べたい」という気持ちを何とか我慢してもらい、まずはじっくりとモチーフを観察してから制作に取り組みました。パンのいい匂いに誘われて、みんなの創作意欲も一段と高まったようでした。
たくさん並ぶ色々な種類のパンの中から、向き合った時に自分が描きたいと感じたものを感じたままに紙の上に表現していきました。色をつけていく時にも、見たままの色を追求したい子や、たくさんの色を使ってカラフルなパンを表現したい子など様々です。紙全体を作品に仕上げていくのはなかなか大変なことでもありますが、一生懸命作品と向き合い、塗り切った後の子どもたちの表情は達成感に満ち溢れていました。
最後に出来上がったみんなの作品を並べると、まるでアトリエが、今にも美味しい匂いがしてきそうなパン屋さんに変身したようでした。